2024年5月20日
・藤田医科大学病院に新たながん治療施設「セラノスティクスセンター」が完成し、5月から稼働開始。
・国内初の一体型施設で、放射性医薬品の製造から診断、治療までを院内で行うことが可能に。
・センターは約450平方メートルの広さで、サイクロトロンと合成装置を備え、PET検査用医薬品を製造。
・これまでの検査薬の輸入依存から脱却し、院内製造により検査と治療の件数増加が見込まれる。
・乾好貴准教授は、患者へのサービス向上とコスト削減の両立を強調。
・核医学はがん細胞の特定と治療に不可欠で、放射性医薬品が臓器や病巣に集まり、映像化やがん細胞の破壊を可能にする。
・センターの設置により、前立腺がんなどの治療適応病気が拡大。
・山口博司教授は、センターによる深部がんや難治性がんの治療への効果に期待を寄せている。