4月トピック(5)

4月のニュースをピックUPします

4月10日
東洋紡、新メディカル研究所設立

・東洋紡が滋賀県大津市の総合研究所内にメディカル製品開発の新拠点「メディカル研究所」を設立し、約20億円を投資。
・ライフサイエンス事業の拡大を目指し、医療用膜や生体適合性ポリマーなどの開発力を集中強化。
・新設された研究所では、ダイアライザー用の医療膜やプロセス膜の開発を加速し、医療機器分野でも革新的な製品の開発を進める。
・竹内郁夫社長は、新研究所がライフサイエンス事業の成長を牽引することに期待を寄せている。

4月10日
帝人、ナルコレプシー薬の独占ライセンス契約

・帝人はフランスのバイオプロジェ社と、ナルコレプシー治療薬の全世界における研究開発及び販売権を独占的に供与する契約を結んだ。
・契約により、帝人はバイオプロジェから3000万米ドルの一時金と、開発進行に応じて最大4億米ドルのマイルストーンペイメントを受け取ることになる。

4月10日
ラゲブリオ薬価、7月から引き下げ

・新型コロナウイルスの治療薬「ラゲブリオ」の価格が、厚生労働省の決定により7月から下がることになった。
・国立研究施設での効果検証を経て、ラゲブリオの使用と対症療法のみの治療を比較した結果、両者のリスクは同じであるが、ラゲブリオの方がコストが高いと判断された。
・この結果に基づき、中医協はラゲブリオの治療費用を現在の9万4312円から8万6596円に減額することを承認した。
・ラゲブリオは米メルク社によって開発された新型コロナウイルスの経口薬で、日本では2021年12月に特例承認され、重症化リスクが高い18歳以上の軽症から中等症の患者に投与されている。