亜鉛欠乏と新型コロナウイルス重症化の関係

・新型コロナの重症化には亜鉛欠乏が関与することが日本の研究で明らかに。

・亜鉛は筋肉や骨の成長、免疫機能、味覚維持に必須の栄養素。

・順天堂大学の研究で新型コロナ患者の亜鉛濃度と重症度を調査。

・2020年4月から2021年6月の期間に467人の入院患者を分析。

・血清亜鉛濃度に基づき亜鉛欠乏、潜在性亜鉛欠乏、基準範囲内に分類。

・9割以上の患者が亜鉛濃度基準範囲を下回る結果。

・重症患者は軽症・中等症患者に比べ血清亜鉛濃度が低い。

・亜鉛欠乏症の患者は重症化するリスクが高い（オッズ比3.6）。

・軽症と中等症患者の血清亜鉛濃度も比較し、有意な差を確認。

・日常的な亜鉛摂取が新型コロナ重症化を防ぐかは不明だが、亜鉛不足の予防は健康に重要。