・スイス製薬大手ロシュは、開発中の肥満症治療薬「CT996」が初期の臨床試験で良好な結果を示したと発表した。
・「フェーズ1」の試験で、CT996を1日1回服用した患者は、プラセボ調整後平均で4週間に体重が6.1%減少した。
・肥満症治療薬の需要が増加しており、ノボノルディスクやイーライリリーは注射型の薬を先行して投入している。
・ロシュの候補薬は経口型で、注射に抵抗がある人々にアピールできる可能性があり、消化器系への副作用も許容範囲内とされる。
・経口薬の分野でも競争が激化しており、ストラクチャー・セラピューティクスやイーライリリーの候補薬が「フェーズ2」で好結果を出している。