・富士フイルム富山化学は、新型インフルエンザ治療薬アビガンを、マダニ由来の感染症SFTS治療に応用するための承認を取得したことを明らかにした。
・SFTSは高い致死率を持つ感染症であり、2013年の国内初確認以来、963人の感染例が報告されている。
・アビガンは富山市の工場で生産され、臨床試験では患者の致死率を15.8%まで下げる効果が確認されている。
・医療機関への適切な流通と使用を保証するため、専門の卸業者を介し、研修を受けた医師が処方する。
・アビガンは国の備蓄品として利用されており、これまで価格が設定されていなかったが、動物実験では胎児への影響が懸念されている。