・2019年末に中国武漢で発生した新型コロナウイルスは、瞬く間に世界的な大流行を引き起こし、日本では感染症法のカテゴリが「2類」から「5類」に変更され、季節性インフルエンザと同じ扱いとなった。
・兵庫県丹波市では、新型コロナによる変化を検証。丹波市医師会では、COVID-19感染状況を独自に追跡し、第7波で一日に237人の感染が確認されたことが最多だった。
・感染症の流行を監視する独自の報告制度があり、コロナ禍でその重要性が再認識された。開業医では、発熱外来の対応が変わり、発熱患者は車内で待機し、院内感染を防ぐ措置が取られた。
・ワクチン接種は当初公費で行われ、5類への移行後も春と秋に追加接種が実施された。最後の追加接種では、接種率は25.1％に留まったが、7回接種した高齢者は8495人に上った。
・丹波医療センターでは、面会制限の一部解除と感染防止対策が継続。新型コロナ治療薬「ゾコーバ」の処方は少なく、多くは解熱剤や咳止めが用いられている。
・医療体制の維持が重視され、医師不足の問題は依然として残る。丹波篠山市の医療センターとの連携により、サービスの提供が続けられたが、医師不足は依然として解決されていない。
