2024年5月31日
・RSウイルスによる乳幼児の肺炎を防ぐための新ワクチンが発売。妊婦が接種することで、生まれてくる赤ちゃんの発症や重症化を予防。
・米ファイザー社製のワクチンは、妊娠24~36週の妊婦が1回接種。抗体が胎児に移行し、出生後の子どもを保護。
・国際的な治験では、生後3カ月までの発症予防効果が57.1%、重症予防が81.8%。半年までで51.3%と69.4%。
・RSウイルスは一般的な風邪ウイルスで、初感染時に乳幼児の重症化リスクが高い。国内では年間約12万~14万人の2歳未満の子どもが診断され、4分の1が入院。
・現在、治療薬はなく、対症療法のみ。新ワクチンの普及により、入院する子どもの数が減少することが期待される。