2024年5月28日
・インドの製薬メーカーは、米国の医薬品不足を背景に、2025年度も売上高改善の流れを維持する見通しを示した。
・ジェネリック医薬品の生産拠点であるインドのメーカーは、米国と欧州の売上高比率が非常に高い。
・米国は過去10年で最も大幅な医薬品不足に直面しており、4月時点で22の治療分野で233種類の医薬品が不足している。
・原材料コスト低下と価格の安定により、インドのジェネリックメーカーは24年度に力強い業績を示した。
・米国を拠点とする多くのジェネリックメーカーは規制コスト増大によって一部医薬品の生産を停止しており、インド勢がサプライチェーン拡張と治療分野への参入増を通じて供給不足を埋める可能性がある。