2024年4月4日
・米国の製薬会社イーライリリーが生産する糖尿病治療薬マンジャロが、一部用量で供給不足に陥っている。FDAが公式サイトで発表した。
・特に7.5mg、10mg、12.5mg、15mgの用量が今年いっぱい入手困難となる見込みだが、低用量製品は引き続き利用可能。
・FDAは昨年、マンジャロの成分チルゼパチドを含む減量薬ゼップバウンドを承認。
・ブルームバーグは、ゼップバウンドが一部の薬局で不足していると報じたが、FDAは供給不足ではないとしている。
・イーライリリーは、ゼップバウンドの需要が前例を見ないほど高まっているため、一部の患者が処方薬を入手するのが難しい状況だと述べている。
・GLP-1受容体作動薬クラスの薬剤の需要が急増しており、イーライリリーだけでなく、ノボノルディスクなど他の製薬会社も供給に制約を抱えている。
・マンジャロは2022年に2型糖尿病患者の血糖コントロール用としてFDAに承認された。