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2024/01/29 月曜日 | 調剤業務

国の要請から3カ月、せき止め薬と去痰薬の供給増加も不足続く

国の要請から3カ月、せき止め薬と去痰薬の供給増加も不足続く

2024年1月28日

・ 国が製薬企業に対し、せき止め薬や「去痰薬」の増産を要請してから3カ月が経過。供給量は昨年9月時点から1割以上増加したものの、東京都薬剤師会会長の高橋正夫さんによれば、薬局の現場では未だ不足が解消されていない。

・ 高橋さんが営む調剤薬局では、せき止め薬や去痰薬の在庫がほぼ空になり、約10種類あるせき止め薬は1~2種類、去痰薬も4種類のうち1種類しか在庫がない状況。のどの炎症を抑える薬や抗生剤も足りない。

・ 在庫の不足により、毎日が綱渡りで、卸業者に連絡しても「午前中には入らないけど、午後には何とかする」という状態。処方された薬がない場合は医師に連絡して処方の変更を依頼することもあり、副作用が強い薬が処方されたり、医師が処方を中止するケースもある。

・ 在庫が足りない場合、高橋さんが自ら患者のもとに薬を届けるなどの対応が必要で、「毎週のようにメーカーが違う」ため、患者からは「前と同じ薬がいいから待つ」「他の薬局に行く」という声も寄せられている。

・ 高橋さんによれば、都薬剤師会の会員からも同様な不足の声が寄せられており、「どこも似たり寄ったりの状況」が広がっている。薬の供給が不安定になり始めたのは3年ほど前からで、ジェネリックメーカーへの行政処分や新型コロナ感染症法の改正後、不足が深刻化した。

 

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