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2024/01/25 木曜日 | 副作用関連,調剤業務

画期的な肥満治療薬による混乱、品薄状態で糖尿病患者にも支障

画期的な肥満治療薬による混乱、品薄状態で糖尿病患者にも支障

2024年1月22日

・ 海外で開発・発売された肥満治療薬が、日本の医療機関で混乱を引き起こしている。糖尿病患者向けの保険適用薬であり、オンライン診療でも処方可能だが、一部の人々がダイエット目的で買い占めを行い、品薄状態が発生。糖尿病患者に薬が行き渡らない状況となっている。

・ 肥満治療薬について、大阪のダイエット外来に勤務する看護師、木村さん(仮名)に話を聞いた。

・ この薬は「食後の血糖値の上昇をおさえ、食欲を抑制する錠剤のリベルサスと、注射薬のオゼンピック」で、糖尿病患者の処方薬として発売され、体重減少に効果があるとして口コミで広がった。

・ 現在の品薄状態については「一時期、本当に薬が届かない状態が続き、糖尿病患者に処方ができないときには困りました」とのこと。

・ 来る2024年2月には、正式に肥満症の治療薬として、厚生省認可の保険適用内で処方可能になる予定。錠剤も認可され、ブームが予測されている。

・ 木村さんは「痩せ薬」のリスクについて、「量を少しでも誤ると、低血糖になり失神昏睡して危険な状態に至るケースもあります。そのリスクをしっかりと知ってほしい。リスクのない薬は絶対にないので、適切な運動や食事制限をうまく組み合わせることで、健康に痩せることが大切です」と忠告した。

 

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