2024年6月2日
・東洋医学、特に鍼灸や漢方薬が世界的に注目されている。慢性痛やうつ病など、多様な症状に対する効果が期待されている。
・鍼治療は痛みを抑える効果があるとされ、そのメカニズムは二つに分けられる。一つは患部のツボを直接刺激し、血流を改善することで痛みを緩和する。もう一つは、脳に影響を与える鎮痛物質の分泌を促す。
・慢性痛の治療において、鍼治療は薬の服用量を減らす効果もあるという研究結果がある。
・鍼灸はメンタルヘルスにも良い影響を与え、うつ病に近い症状や認知症の前段階の気分の落ち込みを改善することが報告されている。
・東洋医学は「養生」という考え方を重視し、病気になる前の予防的なケアにも焦点を当てている。病名がつかない状態でも治療を始めることができる。