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2019/01/02 水曜日 | 学会・研究

肝臓再生の仕組み解明

肝臓が傷ついた際、脳からの「信号」が自律神経を通じて肝臓に届き、急速な再生を促す仕組みを、東北大大学院医学系研究科の今井淳太准教授(代謝学)らのグループが解明した。

再生メカニズムが判明したことで、重篤な肝臓がんや肝炎などの治療への応用が期待される。

今井准教授らは、マウスの肝臓を70%切除し結果、脳からの信号が自律神経を経由して肝臓に伝達され、肝臓内の免疫細胞を刺激することが判明。

免疫細胞は肝臓の細胞増殖を促す物質を放出し、急速な再生を引き起こした。自律神経を切除すると急速な再生は起きず、生存率も低下した。これまで、傷ついた肝臓が急速に再生することは知られていたが、その仕組みは不明だった。

https://www.nature.com/articles/s41467-018-07747-0

【文責】登坂紀一朗(薬剤師)

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