2024年4月2日
・ノーベル賞受賞者本庶佑教授と研究チームが、非小細胞肺がんに対する免疫治療薬「オプジーボ」の効果を予測する新手法を開発。
・血液中の特定たんぱく質を分析し、オプジーボが効果的な患者を簡便に識別可能。早期実用化を目指す。
・オプジーボはT細胞を活性化させるが、効果が見られるのは肺がん患者の約20%に限られる。
・新手法は、従来の組織検査に代わり、採血によるたんぱく質濃度分析で、体への負担を減らし予測精度を向上させる。
・本庶教授はこの進展を「がん免疫治療の効果予測に向けた重要な一歩」と評価。
・河上裕教授は、血液検査の利便性と実用化に向けた症例の積み重ねによる予測精度の確認を期待している。