2024年3月28日
・東京大学の研究グループがPTSDに関連する遺伝子「PDE4B」を特定し、発症メカニズムを解明。
・PTSD患者とPTSD状態のマウスの海馬でPDE4Bの発現低下を確認。cAMP情報伝達経路の活性化が関連。
・PDE4Bの発現が低いほど、PTSD患者の再体験症状が重いことが判明。
・マウス実験でcAMP量増加は恐怖記憶を強化することを示す。
・cAMP情報伝達経路の不活性化がPTSD治療薬開発の新たな可能性を示唆。
・PTSDはトラウマ体験による精神疾患で、日本人口の1.3%が罹患。
・再体験、過覚醒、回避・麻痺症状、気分と認知の陰性変化が主な症状。
・治療は認知行動療法や薬物療法が主流。新薬開発に期待が集まる。