静岡県、無花粉スギで花粉症対策

・静岡県が花粉症対策として無花粉スギの研究を進めている。浜松市の研究センターでは、花粉を出さないスギの開発に成功。

・15年以上の研究を経て、見た目は通常のスギと同じだが、雄花に花粉が含まれていない特殊なスギを育成。

・突然変異により無花粉の遺伝子を持つスギを発見し、交配により無花粉スギを開発。約1500本が県内の山に試験的に植えられている。

・静岡県民の約74％が花粉症を持っており、全国平均55.1％を大きく上回る。国はスギ花粉の発生量を半減させる計画を立てている。

・花粉症対策として、スプレーや医薬品を利用することが推奨されている。無花粉スギの普及には時間がかかるが、将来的には花粉症の解消に貢献する可能性がある。