「がん遺伝子パネル検査」治療薬候補１５％発見　国立がん研

「がん遺伝子パネル検査」治療薬候補１５％発見　国立がん研
2024年3月2日

• 国立がん研究センターは、「がん遺伝子パネル検査」を受けた約５万人のうち、１５％に効果が期待できる薬が見つかったと発表。
• 検査の有用性を調べる国内初の大規模解析で、がんの種類別では０～８５％と差が出た。
• この検査は１００以上の遺伝子変異を調べ、２０１９年に公的医療保険が適用された。
• 対象は手術や抗がん剤などの標準治療が効かなかった患者で、個々の遺伝子変異に対応する治療薬を探し出す。
• 甲状腺高分化がんが８５・３％で最も高く、浸潤性乳管がんの６０・１％、肺腺がんの５０・３％が続いた。
• 子宮頸部扁平上皮がんでは０・７％、希少がんの脂肪肉腫は０・３％だった。
• 国立がん研究センターは治療薬の開発を進める必要があるとしている