2024年2月29日
・塩野義製薬は、ヘルスケア・社会ニーズに応えるためのソリューションを提供する「HaaS(Healthcare as a Service)」を実現するため、データ解析基盤として「Snowflake」を選んだ。
・HaaSは、未病、予防、診断、治療、フォローアップの各段階で、技術革新やデータ活用によって最適なソリューションを提供することを目指すものだ。
・塩野義製薬はSnowflakeを使って、データの見える化と高度解析の基盤を作った。同社は「セントラルデータマネジメント構想」を打ち出し、Snowflakeを業務領域を超えた解析用データウェアハウスとしている。
・データベース研究などのエビデンス作りにおけるデータ解析では、医療ビッグデータなどの大規模なヘルスケアデータの速い処理が必要だ。塩野義製薬では、オンプレミス環境からSnowflakeのデータクラウドに移行することで、大規模データの解析時間を約30~70%短くした。
・これによりデータサイエンティストの思考を途切れさせないようにし、モチベーションを保つことができる。また、多様なヘルスケアソリューションを多くの人に早く提供できるようになる。
・セントラルデータマネジメント構想に基づいた基盤作りでは、「オンプレミスからクラウドへの移行の品質確保」「複雑で柔軟な認証認可の実現」「データ管理運用方針の策定」という3つの課題があった。
・そこでSnowflakeは、インテージテクノスフィアと協力して、クラウドへの移行対象の全データにハッシュ値を使った検証手法を採用した。データの整合性・妥当性の品質を確保した上で、Snowflakeの新しい機能を試し、今後のデータ管理運用で、最適なアクセス制御方法を見つけた。
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