大分県別府市で薬局へのドローン実証実験
2024年1月18日
・ 大分県別府市では、新たな薬の配送手段を模索するため、県と別府市薬剤師会、大分県内の5つの企業が協力して、ドローンを使用した薬局への薬の実証実験が行われた。
・ 現在、別府市内の薬局では患者が必要とする薬の在庫がない場合、市の薬剤師会に連絡し、車やタクシーで配送してもらっている。この作業をドローンで行うことで、時間の効率化やドライバー不足の解消を狙う。
・ 実験では、1.5キロ離れた場所に7分で薬を届けることに成功した。別府市薬剤師会の竹田貴登事務長は、「医薬品卸の企業も含め配送スタッフが減ってきている。我々のところに薬が届くのも急いでと言われても急げない。(ドローンを使って)その一部でも担えれば」と述べた。
・ ドローンで運ばれた箱はスマートフォンを使ってかぎを開ける仕組みになっており、セキュリティ対策も施されている。別府市薬剤師会は、実験で発生した課題を整理し、実用化に向けての準備を進めるとしている。
・ ドローンの配送は災害時にも活用できる可能性があり、県も事業を進めている。県北部や西部で発生した大雨被害では、湯布院で企業のドローンが活用され、孤立した地区へ水などの物資を運んだ。県は、様々な配送実験を通じてドローンの事業者と協力体制を整えておきたいとしている。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース