・2024年度三重県老連健康づくり大学校「シニアカレッジみえ」が28日に開校。
・県内から26人が受講し、講義を通じて得た内容を地域活動などで還元。
・次世代リーダーの育成を目的に、健康や生きがい、地域づくり、防災対策などの講義や演習を実施。
・2010年から毎年、会場を変えながら県内各地で開催。今年は松阪市が開催地で15回目。
・12月まで計8日間の日程で実施。
・開講式後、第1限の授業として「高齢者のための薬の知識」の講義を実施。
・講師は県薬剤師会の薬剤師・中澤直美さん。
・薬局で払うお金には相談料も含まれているので、気になることがあれば相談を推奨。
・年を取ると薬が強く効き過ぎたり、副作用が強く現れることがあると説明。
・同じ薬でも人によって処方される量が違うことや、薬の効果を最も発揮しやすい形で作られているので、錠剤を砕いたりカプセルを外してはいけないと注意。
・点眼薬は1滴で十分効果があることや、薬の保管は光と湿度を避けることを強調。
・地震や事故に遭った場合など「お薬手帳」を携帯する重要性も伝えた。
・質疑応答では、飲み合わせが悪くて死ぬことがあるかとの問いに「100パーセントないとは言えない」と回答。
・処方箋が出ている薬を「飲みにくい」という理由で薬局で変えてもらうことができるかには「薬剤師が医師に提案できる」と回答。
・受講者の竹田淨さん（73）は「薬の知識について、保管方法など思い込みがあったことに気付いた。薬剤師に相談することが大切だと痛感した」と話した。
