がん患者の遺伝子変異を調べ、もっとも効果的な抗がん剤等を選択する「がんゲノム医療」の推進に向けて、複数の遺伝子変異を一括して検出できる「遺伝子パネル検査」を6月から保険収載。
5月29日に開催された中央社会保険医療協議会・総会で了承され、6月1日から保険収載となる予定。
①遺伝子パネル検査からエキスパートパネルまで実施した場合、5万6000点を算定可能
②標準治療終了後の固形がん患者などに検査対象を限定
③患者の同意の下、遺伝子情報を国がんに設置されたC-CATに提出
④コンパニオン検査として遺伝子パネル検査を実施する場合、算定点数が異なる点に留意
⑤遺伝子パネル検査の対象患者、ピーク時には年間2万6000人程度の見込み
【文責】登坂紀一朗(薬剤師)