2024年2月13日
・大塚ホールディングスは13日、2023年12月期の連結業績（国際会計基準）について、アルツハイマー型認知症に伴う行動障害を対象に開発中の治療薬やその他の事業で第4四半期に減損損失を約1,150億円計上することにより、利益予想を下方修正した。
・営業利益予想は2,450億円から1,390億円に、純利益予想は1,880億円から1,210億円に引き下げた。
・一方で、売上収益は全ての事業セグメントで堅調に推移し、前回予想の1兆9850億円から2兆0180億円に上方修正された。持続性抗精神病薬「エビリファイ メンテナ」など4製品、健康維持・増進のための製品を提供するニュートラシューティカルズ関連事業が業績をけん引し、為替影響を除いても計画以上に推移しているとされている。
・同社がアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションを対象に開発していた「AVP-786」のフェーズ3試験では、プラセボ群との統計学的有意差が認められなかったとの結果が明らかにされた。
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