2024年2月9日
・英製薬大手アストラゼネカが8日発表した2023年第4・四半期決算は、利益がアナリスト予想平均を下回った。利益の低下は、研究開発の強化や新興国市場における一部医薬品の値下げが影響しており、8四半期ぶりの予想下回りとなった。
・今年は抗がん剤の好調な売上が期待され、増収増益を見込んでいる。総売上高と1株当たりコア利益の伸び率は、2桁台前半から16%までと予想されている。
・昨年の肺がん治療薬「タグリッソ」の売上高は9%増加し、同「イミフィンジ」は55%急増。白血病薬「カルケンス」の売上高も23%増加した。希少疾病薬「アルトミリス」や糖尿病薬「フォシーガ」なども売り上げを伸ばしている。
・アストラゼネカは新型コロナウイルス治療薬の売上高減少に対処するため、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンと肥満症治療薬市場に迅速に参入している。サリン最高財務責任者(CFO)は、乳児用RSVワクチンの需要が旺盛で、中国での承認を受けて今年は大幅な生産能力増強を計画していると電話会議で述べた。
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