2024年1月30日
・ 厚生労働省は29日、糖尿病治療薬「GLP-1」のダイエット目的での不適切な使用に伴う健康被害やトラブルが増加していることを受け、医療広告ガイドラインの見直し方針を示した。広告違反が増えているため、薬の適正使用を促進する措置を強化する。
・ GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病治療薬として公的医療保険が適用されているが、ダイエット目的での使用においては効果や安全性が確認されていない。これが「やせ薬」としてインターネット上で紹介され、美容目的での不適切な使用が拡大している。一部の薬が出荷制限を受け、また、広告が薬の効果や副作用の説明が不十分であったり、誤解を招くものがある。
・ 改正案によると、国内未承認や効果・安全性が確認されていない使い方をする薬について、広告において薬の本来の使用方法でないことや、安全性に関する情報を明示することが求められる。また、健康被害が発生した場合、原則として救済制度の対象外となることも要求される。
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