2024年1月30日
・ 日本でGLP-1（「やせ薬」）のブームが到来。アメリカでは社会問題となっており、その背景には有名人の宣伝やテレビCMの影響がある。
・ 年明けに話題になった小太り編集者がGLP-1を飲み始め、2週間で5kgもやせたと報告。GLP-1は糖尿病治療薬から派生し、食欲を抑制してやせる効果があるとされている。
・ 米国ではGLP-1が社会現象になり、日本でも「ウゴービ」が保険適用となる。GLP-1を製造するデンマークのノボノルディスクファーマの時価総額は国内総生産を上回るほど。
・ GLP-1の売れ行きの大きな理由は、有名人の口コミだけでなく、米国で許可されている処方薬のテレビCM。これが非肥満の人々にも浸透し、本来の患者にクスリが行き渡らない問題が発生している。
・ 日本の医療現場ではGLP-1が本来の治療目的ではなく、ダイエット目的で使われることが問題視されている。GLP-1が保険適用されなかった背景には、臨床試験が不足しており、副作用のリスクが未知であることが挙げられる。
・ GLP-1の副作用には低血糖発作やうつ症状のリスクがあり、飲み続けることで悪循環に陥る可能性も指摘されている。
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