「オーバードーズ」による救急搬送増加、熊本赤十字病院が注意喚起
2024年1月24日
・ 熊本市の熊本赤十字病院によれば、特定の細菌に感染して破壊する「バクテリオファージ」と呼ばれるウイルスを使用した国内初の臨床研究が、3月から開始される。
・ 研究チームの石藏宏典医師によれば、「短時間に意図的に大量に服薬するような症例数は増えているような印象で、100錠とか飲んでいる人もいた」と述べている。
・ 熊本赤十字病院によると、コロナ禍以降、オーバードーズとみられる救急搬送が増加し、去年1年間で『急性薬物中毒』と診断された患者の数は4年前の約3倍に増加している。
・ 年代別では10代から40代が多く、20代が2割を占め、男女別では女性が7割であった。
・ 石藏医師によれば、「自殺願望がある人だったり、消えてなくなりたいと思っている人、そういった人が多い。コロナ禍になって閉塞感もあって数が増えている可能性は一つ考えられるのではない」と述べている。
・ 意識が朦朧とした状態で家族に連れてこられる場合や救急搬送される場合もあり、中には反応が全くない人もいて、対応に苦慮することもあるといわれている。
・ オーバードーズの危険性は日常に潜んでおり、熊本赤十字病院の薬剤師は「薬は適切に医師の指示、薬剤師の指導の元で使うと効果も出て副作用も少なくて済むが、使い方をちょっと間違ってしまうとそれが身体にとって害になることもある」と話している。
・ 合澤啓二調剤課長は「食品やサプリメント、健康食品の中には薬の効果や副作用に影響を及ぼすこともたくさんあり、薬と一緒に飲むときは注意が必要」と指摘している。
・ 石藏医師は「(オーバードーズで)助かることもあるが、量や種類によっては、最悪の場合、心停止して亡くなるケースもあるので絶対やってはいけない行為」と警告している。
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