イーライリリー、糖尿病治療薬の美容目的使用に警告
2024年1月5日
・ 米製薬大手イーライリリーは、同社の人気糖尿病・肥満症治療薬を「美容目的の減量」に使用しないよう警告した。同薬品の適応外使用が急増し、品不足が続いている。
・ イーライリリーは4日に文書で、「マンジャロとゼップバウンドは重篤な疾患の治療薬であり、美容目的の減量には承認されていない。そうした使用は控えるべきだ」と発表した。
・ どちらの薬も2型糖尿病や肥満と診断されていない人の減量には承認されていない。ソーシャルメディア「TikTok(ティックトック)」のインフルエンサーや、富豪のイーロン・マスク氏など著名人がノボ・ノルディスクの糖尿病治療薬「オゼンピック」と「ウゴービ」の減量効果を喧伝した結果、こうした薬品の人気が急上昇。品薄の状態になり、治療で必要とする糖尿病患者に行き渡りにくくなっている。
・ リリーは適応外使用を防止するための追加措置に言及していない。同社はまた、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けていない模造品についても懸念を示し、不純物が含まれているものもあるとした。
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