2024年4月4日
・小林製薬は、紅麹原料を含むサプリメントの摂取による健康被害が増加していることを受け、「ナイシヘルプ+コレステロール」の調査を開始した。
・「紅麹コレステヘルプ」の摂取後に腎疾患を発症した人が166人に上り、5人が死亡。厚労省は877人が医療機関を受診したと報告している。
・小林製薬は、紅麹原料に含まれる未知の成分が腎疾患の原因である可能性を指摘。プベルル酸が原因かもしれないとして、国の研究機関と原因究明を進めている。
・日本腎臓学会は、「ナイシヘルプ+コレステロール」の服用による腎障害の症例も報告。短期間の服用で発症した事例もあるとしている。
・小林製薬は、自社の調査で「ナイシヘルプ+コレステロール」に未知の成分は含まれていないと確認。しかし、日本腎臓学会の報告を受け、再調査を決定した。
・同社は、紅麹原料サプリの摂取で体調不良を感じた消費者向けに健康相談窓口を設置。通信販売で購入した製品については、専用の相談・返品受付センターが対応している。