能登半島地震の被災地で薬の特定に課題
2024年1月26日
・ 被災地では、医療支援が行われる中で、高齢者や基礎疾患がある人々が服用している薬の特定に時間がかかる事例が増えている。
・ 東北医科薬科大学の藤村茂教授によれば、この問題は過去の東日本大震災でも同様の状況が見られ、能登半島地震でも同様の課題が生じていると指摘している。お薬手帳の携帯が迅速な薬の提供につながり、誤った処方が病気を悪化させ、死に至るケースもあるため、持病のある人は備えとしてお薬手帳を携帯し、スマートフォンに服用している薬の内容を記録しておくべきだと述べた。
・ 被災地には感染症対策に当たる医療関係者も派遣されており、能登半島の避難所では新型コロナやインフルエンザとみられる患者が増加していると報告されている。感染制御対策チームの報告によれば、避難者全体の1.5%から2.0%が発熱しているとのことで、今後の被災地の復興に向けてボランティアが増える中で、検査キットを持っている人は検査を行い陰性を確認してから活動するよう呼びかけています。また、体調不良の場合は被災地への入場を見合わせることも必要だと強調している。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース