能登半島地震から2週間。日本赤十字社の救護班が活動報告
2024年1月15日
・ 能登半島地震発生から2週間が経過し、日本赤十字社の救護班が15日、被災地から帰還した際に、薬不足が深刻な課題であると報告。
・ 福井赤十字病院の医師や看護師、薬剤師など8人は1月8日から4日間、珠洲市内の避難所を巡回訪問。新型コロナウィルス感染患者の対応に当たり、患者の隔離方法などについてアドバイス。多くの患者が自宅から持病の薬やおくすり手帳を持ち出せなかった。
・ 福井赤十字病院の多田利彦医師は、「開業医が被災し、診療所が再開できないことで処方が出せない。あしたから薬がなくなるけれど、どうしたらいいのかと聞かれ、珠洲の総合病院に相談に行くことで、病院が疲弊している」と証言。
・ 被災地では、薬局の機能を備えた車両「モバイルファーマシー」の巡回が始まっており、薬剤師がわずかな手掛かりをもとに薬を処方するケースも発生。
・ 福井赤十字病院の山本康太薬剤師は、「アルファベットと数字の刻印を調べることで何の薬かが(分かる)。メーカーも多数あるので想定しずらいけれど、薬剤師として職務を全うできた」と述べた。
・ 日本赤十字社の福井県支部は発災の翌日から支援を続け、17日から再び救護班を被災地へと派遣する予定。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース
