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2024/02/08 木曜日 | 臨床・試験

勃起不全治療薬「バイアグラ」、アルツハイマー病のリスク低減か

2024年2月8日

・アルツハイマー病の治療に有効な薬が長らく見つからない中、勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」が意外な効果を示唆。バイアグラなどを処方された男性は、後年にアルツハイマー病を発症する確率が18%低かったとする研究結果が報告された。

・観察研究では、特にED治療薬を21~50回処方された男性のアルツハイマー病リスクが他と比べて44%低かった。ただし、この影響が薬の効力に起因するのか、単に薬を使用する男性がアルツハイマーになりにくい傾向があるのかは特定できていない。

・研究者は、今後の正確な臨床試験が必要であり、男性だけでなく女性においてもこの薬がアルツハイマーにどう作用するかを調査するべきだと述べた。

・研究対象はEDと診断された男性26万人以上。そのうち半数以上がPDE5(ホスホジエステラーゼ5型)阻害薬を使用。これらの男性において、アルツハイマー病の発症有無を平均で5年にわたって追跡調査した。

・PDE5阻害薬は本来、狭心症や高血圧の治療薬として開発されたが、予期せぬ副作用として勃起効果が現れ、ED治療薬として広く使われるようになった。動物実験ではPDE5阻害薬が脳内の血流を改善し、アルツハイマー病の予防に寄与する可能性があるとされる。

 

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