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2023/11/28 火曜日 | 臨床・試験

ビタミンC投与、COVID-19入院患者への効果低いことが示唆される


ビタミンC投与、COVID-19入院患者への効果低いことが示唆される

・ JAMA誌(2023年11月14日号)
・ カナダのSunnybrook Health Sciences CentreのNeill K. J. Adhikari氏らによる研究グループ「The LOVIT-COVID Investigators」の調査では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者にビタミンCを投与しても、心肺支持療法離脱日数や生存退院を改善する可能性は低いと報告された。
・ ビタミンCの効果を評価した2件の試験は、重症患者と非重症患者を対象に行われ、ビタミンC群とプラセボ群に分けて6時間ごとに96時間静脈投与された。
・ 主要アウトカムである心肺支持療法離脱日数および生存退院の複合指標について、ビタミンC投与の有効性、有害性、無益性を評価した結果、試験は有害性と無益性の統計学的基準を満たし、中止された。
・ 重症患者における心肺支持療法離脱日数についても、非重症患者における同日数についても、ビタミンC群と対照群との間に有意な差は見られなかった。生存退院率においても同様の傾向が示された。

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