2024年5月31日
・H5N1型鳥インフルエンザの感染が牛や家禽の飼育場で拡大する中、米政府がモデルナのmRNA技術を使ったワクチンの臨床試験に資金提供する方向。
・フィナンシャル・タイムズによると、数千万ドルの連邦政府資金がBARDAから間もなく拠出される見込み。治験成功なら備蓄分の購入も含む。
・モデルナは既に鳥インフルエンザワクチンの試験を実施中で、中間結果の発表が近い。ファイザーとも政府が協議していた。
・FDA承認の人用鳥インフルエンザワクチンは既にあり、H5N1型変異株用のワクチンも数千回分備蓄。必要なら3～4カ月で1億回分以上を用意可能。
・米農務省はH5N1型の動物用ワクチン試験を開始。9州で67の乳牛群から検出された。
・CDCは鳥インフルエンザが人へのリスクは低いとしているが、WHOは哺乳類への感染増加により人間への脅威は依然大きな懸念。
