ME/CFS治療の新たな可能性、リツキシマブの臨床試験

・国立精神・神経医療研究センターが、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群（ME/CFS）の治療薬としてリツキシマブの有効性を探る臨床試験を開始予定。

・ME/CFSは未解明の疲労感が特徴で、免疫系の異常が原因とされる。新型コロナの後遺症としても同様の症状が見られる。

・リツキシマブは自己免疫疾患の治療に用いられる抗体薬で、免疫細胞の過剰反応を抑制する効果が期待されている。

・ノルウェーでの初期治験では一定の効果が見られたが、最終段階での明確な効果は確認されず。投与量の調整が影響した可能性が指摘されている。