2024年2月28日
・エイズの原因ウイルスであるHIVを治療する薬「ツルバダ」の製造元である米国のギリアド・サイエンシズ社は、HIVに感染しないようにする予防投与の対象を増やすことを厚生労働省に申し出た。このような申請は日本では今までになかった。
・HIVに感染する可能性が高い人に対して、HIVに対抗する薬を予防的に飲む「暴露前予防内服（PrEP（プレップ））」は、世界中で普及している。WHOもこの方法を勧めている。
・日本エイズ学会は、この薬の予防投与の対象者を広げることを厚労省に求めていた。厚労省は専門家の意見を聞いて、ギリアド社に薬の開発を依頼した。ギリアド社は、海外で行われた試験の結果などを基に、承認申請を行った。ただし、予防のために使う場合は、医療保険が適用されない。
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