小野薬品工業、滝野十一氏を社長に昇格し相良暁氏が会長に就任
2024年1月11日
・ 小野薬品工業は11日、滝野十一取締役専務執行役員(55)を新社長に昇格させる人事を発表した。これにより、相良暁社長(65)は代表権のある会長に就任する。社内では15年半ぶりの社長交代となり、これを機に小野薬品工業は海外展開を強化する方針だ。新たな体制は2023年4月1日付で発効する。
・ 相良氏は2008年9月に社長に就任し、その間主力のがん免疫治療薬「オプジーボ」の開発を主導してきた。今回の人事により、小野薬品工業は滝野氏のもとで新たな成長段階に進むことが期待されている。
・ 大阪市の本社で開催された記者会見で、滝野氏は「真のグローバルファーマになる使命に燃えている」と抱負を述べた。また、相良氏も「主力品の特許切れを克服して成長するためには、国内だけで仕事をしていては追いつかない」との考えを示し、海外展開の必要性を強調した。
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