オンライン診療の注意点

・オンライン診療と服薬指導には利点があるが、注意すべき点も存在する。
・特に医療従事者が患者に直接触れられない点が問題である。触診や聴診、採血などは対面でなければできない。
・「診察なしで薬だけもらう」といった問題に類似しており、抗てんかん薬や気管支拡張剤などの副作用モニタリングが欠かせない薬は特に注意が必要。
・抗てんかん薬の増量後に中毒症状を訴える患者が出た例もあり、定期的な対面診療が重要である。
・高血圧治療薬や下剤なども副作用のリスクがあるため、定期的な血中濃度の測定が必要。
・オンライン診療は便利だが、抗生物質や解熱薬、鎮痛薬などの緊急性の高い薬はオンラインには不向きである。
・オンライン診療の利点を享受しつつ、注意点を理解し、適切に活用することが大切である。