・市販薬による薬物依存症が増えており、国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦氏は、過量摂取の危険性と対策の重要性を強調している。
・2014年以降、危険ドラッグの規制強化に伴い、10代の薬物依存症患者の間で市販薬の乱用が増加。22年には7割近くが市販薬に依存している。
・市販薬の乱用は、学業や非行に問題がない10代の女性に多く見られ、ストレスや生きづらさを背景に持つ。
・市販薬の成分には依存性や重篤な副作用のリスクがあり、過量摂取は肝障害や死に至る可能性もある。
・購入制限がある市販薬でも、ドラッグストアをはしごすることで容易に入手可能である。
・薬物依存症の若者への支援は、断薬の強制ではなく、痛みを理解し、寄り添う姿勢が求められている。