2024年5月29日
・米製薬大手のメルクが、眼科用医薬品開発企業アイバイオテックを最大30億ドルで買収することに合意したと発表しました。
・13億ドルは現金で支払い、残る17億ドルは目標達成時に追加で支払われます。
アイバイオの網膜疾患治療薬「レストレット」は、糖尿病黄斑浮腫の治療薬として今年後半に中・後期試験に入る予定です。
・メルクは主力のがん免疫療法剤「キイトルーダ」の特許切れを控えており、収益源を分散化するために買収を進めています。
・アナリストのエバン・セイガーマン氏は、アイバイオの買収がメルクの眼科領域での存在感向上につながると指摘しています。
・買収規模は小さめですが、メルクは「収益基盤の多様化を進めていることに勇気づけられる」と述べています。