2024年5月27日
・大阪大学の研究チームは、難治性前立腺がんに対する新しいアルファ線治療法の臨床試験を2024年6月に開始すると発表した。
・この治療法は、特定のタンパク質に結合する治療薬を静脈内に投与し、放射性物質アスタチンががん細胞を標的としてアルファ線を放出する仕組みだ。
・アルファ線は、他の放射線に比べてがん細胞に対する破壊力が5倍以上あり、健康な細胞への影響も少ない。
・治験は2024年6月から始まり、成功すれば2029年には実用化される可能性がある。
・渡部直史医師は、アスタチンを用いた治療法の安全性と有効性を確認するための治験を進める意向を示している。