武田薬品、組織簡素化で利益率向上

2024年5月9日

・武田薬品工業が、利益率の目標達成に向けて、人員最適化を含む組織簡素化の取り組みを2025年度から開始すると発表。
・事業構造再編に伴う一時的な費用として、1400億円を今期の業績予想に計上。
・組織階層の削減と責任範囲の拡大、調達コスト削減、デジタル化、AI活用による生産性向上を図る。
・これらの施策により、中期目標のコア営業利益率「30％台前半から半ば」を目指す。26年度以降は利益率を年1～2.5ポイント引き上げる計画。
・次期および27年度には、事業構造再編費用の減少が見込まれる。また、成長製品や新製品、為替の影響で、今期の営業利益は前期比5.1％増の2250億円を予想。