2024年2月27日
・大正製薬がインターネットで行った排便のにおいに関するアンケート調査で、自分のにおいよりも他人のにおいが気になるという人が多いことがわかった。調査は昨年12月に、20～69歳の男女各200人に対して実施された。
・自分の排便のにおいが気になると答えた人は全体の54・8％だったが、他人が使ったトイレのにおいが気になったことがあると答えた人は全体の71・8％に達した。そのうち「よくある」という人は21・8％、「たまにある」という人は50％だった。
・外出先での排便は「極力我慢する」という人が全体の59・3％と多かった。その理由として、女性は「落ち着かない」が54％と最も多く、男性は「外のトイレの便座に座りたくない」が38・1％と最も多かった。
・排便後のにおい対策としては、「特に対策はしていない」という人が51・9％と半数以上を占めた。「排便と同時に水を流す」という人は30・6％だった。
・便のにおいは健康の指標でもある。肉や脂っこいものを多く食べると、腸内の悪玉菌が増えてバランスが崩れ、においが強くなることがある。大正製薬の担当者は、個人差はあるものの、乳酸菌調整薬を2週間ほど飲むと、便のにおいを和らげることができると説明した。もし1カ月飲んでも効果がない場合は、医師に相談することを勧めた。
・アンケート調査では、意外な結果も出た。大正製薬は「20代男性が目立った」と話した。排便のにおい対策で「携帯消臭剤を使う」と答えた人の割合が、男女や年代別で最も高かったのだ。「自分らしさを重視する“潔癖男子”が増えているのかもしれない」と分析した。一方、若い人は乳酸菌調整薬の知名度が低いことから、大正製薬は認知度向上に努めているという。
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