2024年4月22日
・千葉大予防医学研究センターは、居住環境が将来の介護費用に及ぼす影響についての研究結果を公表した。特に、生鮮食料品店の近くに住む高齢者は介護費用が抑えられることが明らかになった。
・この研究は、65歳以上の自立した高齢者約3万5千人を対象に、居住地域の特徴と介護費用の関係を分析した。公園や歩道、魅力的な景色、生鮮食料品店などの環境要素が考慮された。
・分析の結果、生鮮食料品店が近い高齢者は、そうでない人に比べて月平均1,367円の介護費用が低いことが判明。これは年間で約1.6億円の節約につながるとされる。
・先行研究によると、生鮮食料品店の多い地域では健康的な食生活が促され、介護が必要な高齢者の割合が減少する傾向にある。研究チームは、アクセスの良さが健康維持に寄与していると考えている。
・また、夜間の安全性や公共交通の利便性が高い地域では介護費用が低く、気軽に立ち寄れる家や施設がある地域では介護費用が高い傾向があることも分かった。
・研究チームは、生活環境が高齢者の健康や介護費用に与える影響をさらに詳細に分析することで、将来の介護政策に役立つ情報を提供することを目指している。
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