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2024/03/05 火曜日 | 統計データ

介護保育看護の紹介手数料と離職率、厚労省が公開

2024年3月4

・厚生労働省は、介護や保育、医療の分野で働く人を紹介する事業者の手数料や離職率を初めて公表した。2021年度の手数料の平均は、介護が42万円、保育が53万7000円、看護が57万2000円だった。しかし、100万円を超える高額な事業者も存在した。地域別に見ると、北陸や東海地方が高めだった。

・紹介された職員(無期雇用)のうち、6カ月以内に辞めた人の割合は、介護が13・9%と最も高かった。保育は8・5%、看護は8・8%だった。介護の地域別の離職率は、四国地方が23・7%と突出して高かった。

・高い手数料や、採用されてもすぐに辞める「渡り派遣」の問題が指摘されていたことから、厚労省は昨年6月の規制改革実施計画で、手数料や離職率の情報を公開することを決めた。これは、職業紹介事業者を選ぶ人の参考になると考えられる。今後も毎年度、情報を更新していくという。

・さらに、厚労省は、品質の高い有料職業紹介事業者を認定する制度を設けている。昨年6月の時点で、介護は22社、保育は13社が認定されており、ウェブサイトで紹介されている。

 

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