2024年7月18日
・高齢者のスマートフォン活用を推進し、多世代交流を目指して、東北芸術工科大の2年生49人が課題解決に向けた企画提案を行っている。
・9日に山形市の同大でプレゼンテーションが行われ、写真や動画撮影に挑戦しながら交流を深める内容やゲーム形式のものなど、多彩なアイデアが出された。
・山形市社会福祉協議会の要望を受け、企画制作演習の授業として実施され、10グループに分かれて文献調査やフィールドワークを通じて高齢者を取り巻く課題を捉え、予算10万円以内で企画を練った。
・この日はグループごとにプレゼンテーションが行われ、同協議会の関係者などが審査した。
・高齢者が孫と参加する「QRバスツアー」は、停留所ごとにQRコードを読み取り、スマホ操作に慣れていくミッションを用意する内容で、伊藤悠さん（19）は「自分の祖父2人にアンケートし、スマホを使いこなせない高齢者でも楽しめるよう工夫した」と語った。
・ほかにも、日記形式で食事内容を共有できるアプリを活用し、高齢者と若者双方の孤食を防ぐものや、孫とペアでかるた作りに挑戦する案もあった。
・審査で最高得点の企画案は今後、同協議会の事業として実施される予定となっている。
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