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2024/07/03 水曜日 | プロジェクト

公立高校入試で内申書の欠席記録欄を削除

2024年7月2日

・公立高校の入試を巡り、中学校が提出する内申書から出欠記録の欄を削除する動きが出ている。
・背景には、家族の世話や介護をするヤングケアラーの存在など、子どもを取り巻く社会問題がある。
・岐阜県教育委員会は2025年度の公立高入試から「欠席記録」の欄を廃止すると決めた。
・文部科学省が23年6月に各教育委員会に出した通知が見直しのきっかけとなった。
・通知では、体調不良など本人の責任によらない欠席が不利にならないよう配慮を求めている。
・子どもたちの間で月経困難症や新型コロナ後の体調不良などの問題が表面化している。
・ヤングケアラーや不登校の子どもたちへの支援も全国的な課題となっている。
・岐阜県教委は「学校や社会の時代の変化に対応した」と説明している。
・欠席数を気にして無理して登校する懸念も理由に挙げた。
・23年度入試の時点で東京都、神奈川県、大阪府、奈良県、広島県が出欠記録欄を廃止している。
・愛知県では24年度から公立高入試にネット出願を導入した。
・愛知県教委は「デジタル化に合わせ内申書の記入事項を見直してはどうか」という意見が出された。
・中学校と保護者団体の関係者から「頑張っている子どもを認めてあげてほしい」という声が上がり、欠席記録の欄を残すことに決まった。
・三重県教委は「欠席数だけで評価を決めているわけではない」として特に検討していない。
・名古屋大大学院の石井拓児教授は「欠席数を内申書に書かれることで子どもや保護者が追い詰められるなら、やめた方がいい」と指摘している。
・内申書は高校入試のための資料として中学校が作成する「調査書」のこと。
・文部科学省は「学力試験で把握できない学力や、それ以外の生徒の個性を多面的にとらえ、生徒の優れている点や長所を積極的に評価し、活用していくという趣旨のもの」と位置づけている。
・記載事項は各教育委員会が決める。
・各教科の学習、生徒会などの特別活動、スポーツ・文化・社会活動、ボランティアなどに関する記録を記入させるところが多い。

 

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