2024年6月3日
・AI技術を駆使して、歩行分析による認知症の早期発見とサポートの取り組みが進行中である。
・この技術は、認知症の進行を見逃さず、徘徊のリスクを減らし、高齢者とその家族の不安を軽減することを目的としている。
・富士通の子会社であるリッジラインズは、国立循環器病研究センター、AIベンチャーのノエルと共同で、認知症の特徴的な歩き方を検出するシステムの開発に取り組んでいる。
・このシステムは、富士通が開発した体操競技の採点支援用AIを応用し、公共施設のカメラ映像から認知症の兆候を検出する。
・プライバシー保護のための情報管理ルールの策定と介護施設との協力により、2027年度の実用化を目指している。
・厚生労働省の推計によると、2040年には65歳以上の約3人に1人が認知症または軽度認知障害（MCI）になるとされている。
・リッジラインズの川嶋孝宣ディレクターは、監視ではなく日常生活での見守りシステムを構築したいと述べている。
・エーザイは、認知機能低下リスクを予測するAIの開発を進めており、24年度中にスマートフォンでの提供を計画している。
・DeNAの子会社は、AIを利用した認知機能判別スマホアプリを自治体に提供している。
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