2024年5月17日
・日本は2022年に出生率が1.26という過去最低を更新し、80万人を下回る出生数を記録した。同時に、75歳以上の人口が2000万人を超え、10人に1人が80歳以上という高齢化が進んでいる。
・この厳しい現実を前に、奈良県の企業家、中山久雄氏は高齢者の就労を支援し、少子高齢化に立ち向かうビジネスモデルを展開している。
・中山氏は、老人ホームと保育園の運営を行いながら、60歳以上の高齢者が働ける場を提供する「あをに工房」の拡大に力を入れている。
・出光興産からサウジアラビアのサウジ基礎産業公社へとキャリアを積んだ中山氏は、日本の国際的地位の低下を実感し、日本の未来を変えるために起業を決意した。
・介護施設運営の現場で「社会保障費の分け前」を求める風潮に疑問を持ち、介護事業の改革を目指す中山氏は、高齢者の技能を活かした新しいビジネスモデルを考案した。
・あをに工房では、高齢者の技能に応じた作業を提供し、単純作業から専門的な作業まで幅広く対応している。
・中山氏は、高齢者が働くことで社会保障費の削減と労働生産性の向上を目指し、「三方良し」のビジネスを展開している。
・少子高齢化の影響が懸念される中、中山氏は自身のビジネスが日本の未来を明るくすると確信しており、その展開から目が離せない。
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