2024年5月11日
・三重県明和町にケアマネジャーが、認知症患者の徘徊防止を目的とした「バスの来ないバス停」を設置。地域住民が声をかけることで見守りを強化する取り組みが始まった。
・4月1日、介護事業所を運営する中村英登さんが、自宅兼事務所前に模擬バス停を作成。県内バス事業者の協力を得て、実際には来ないバスの時刻表を掲示し、認知症患者が一時的に休憩できる場所を提供。
・認知症患者が家族の元へ帰りたいという思いから徘徊することがあり、このバス停が彼らの心を落ち着かせる効果を期待している。
・中村さんは地域住民に対し、長時間ベンチに座っている人を見かけたら声をかけるよう呼びかけており、認知症患者への優しい配慮を広めたいと願っている。
・認知症による行方不明者は増加傾向にあり、このような取り組みはドイツで始まり、欧州を中心に広がっている。日本国内でも愛知県豊橋市のNPO法人が同様の施設を設置し、全国的に関心が高まっている。
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