2024年2月15日
・盛岡市の小学校で、介護の仕事に関心を持ってもらうために出前授業が行われ、児童が高齢者の疑似体験などを通じて、介護職に対する理解を深めた。
・出前授業では、盛岡市立高松小学校の子どもたちがアイマスクをして目の不自由な状態で歩いたり、それを補助したりする体験をし、市の介護施設「特別養護老人ホームなのりの杜」の職員5人が講師として参加。
・参加した4年生の児童65人は、アイマスクや車いすを使って、体の不自由な高齢者や介護する人の大変さを実感。
・児童の声:
「障害者の気持ちになって実際に体験できたし、福祉の大変さも分かったのでよかったです」
・介護職の人材不足が背景にあり、市によれば、核家族世帯の増加により若い世代が高齢者と接する機会が減り、介護に対する理解が不足している。
・盛岡市介護保険課の佐藤幸伸課長補佐は、「介護の人材が不足しているということがありまして、介護の仕事を小学生、中学生、高校生にわたって身近に感じていただければと思います」とコメント。
・市はこの授業を通して、将来の職業選択肢の一つとして介護職を考えるきっかけを提供したいとしている。
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